長浜市浅井地域での活動
私たちは、浅井福祉の会様、社会福祉法人長浜市社会福祉協議会様、河端隆志関西大学人間健康学部教授及び河端教授の研究室の皆さんの協力を得て、浅井地域の方々を対象に「インターバル速歩」の普及啓発活動を実施しました。
活動開始後約半年が経過しましたので、これまでの活動と成果をご報告します。
1.キックオフ
まず初めに、「インターバル速歩」とはどんなものか、どんな効果があるのかについて、2021(令和3)年11月中旬に浅井地域まちづくりセンター5ヶ所で講義を開催しました。合わせて130名を超える方々に参加いただきました。
河端教授から「インターバル速歩」についての説明を受けたのち、実際に歩行の仕方も練習していただきました。
2.フォローアップ
いよいよ本格的に「インターバル速歩」活動の開始です。
キックオフ参加者には、そこで習ったことを日常的に実践してもらいますが、正しい歩き方をすることが「インターバル速歩」では重要です。
3.参加者の感想
「インターバル速歩」の普及啓発を効果的に進めていくためには、参加者の皆さんのご意見、ご感想をお聞きし、事業に活かしていくことが大切です。
浅井地域でも活動時期に応じて、アンケートを実施しました。
- 令和3年12月18日実施のアンケート(ピンピンコロリン村が実施したアンケート)
- Q1 「インターバル速歩」に取り組んで、効果を感じ、実施して良かったですか?
- Q2 今後も「インターバル速歩」を継続しますか?
- Q3 「インターバル速歩」を行う上で、不安なことはありますか?
主なご意見は、冬に向かい、「寒さ」を心配されている方や、歩き方に不安を感じられている方がおられました。
フォローアップの重要性を再確認するとともに、厳しい寒さに対する対策の必要性が浮き彫りになりました。
- Q4 「インターバル速歩」に参加して良かったことがあれば教えてください。
「歩くことを意識するようになった」、「歩く頻度が増えた」、「自分の体調管理ができるようになった」など、嬉しい回答をいただきました。
- 令和4年1月22日実施のアンケート
- 「インターバル速歩」を始めて2ヶ月が経過し、参加者の皆さんにどんな効果があったか、どのように実感されているかをお伺いしました。
4.健康講座の開催
「インターバル速歩」のフォローアップに合わせて、2月からは「体の仕組みを知る」をテーマに健康講座を3回実施しました。
毎回20名から30名の方に参加いただきました。
そこで実施したアンケートでは、皆さん健康に対する関心が深いこと、また学びたい意欲が旺盛なことがわかりました。
5.今後の活動
浅井地域での活動を通じて分かったことは、晩秋から開始し、昨年冬の厳しい寒さにもかかわらず、参加者の皆さんが辛抱強く「インターバル速歩」に取り組まれたこと、そして個人差はありますが、その効果を実感していただけたことです。
また、健康に対する関心が非常に高いこともわかりました。
この浅井地域の活動実績を踏まえ、長浜市全体に「インターバル速歩」を活用した健康まちづくりを実践し、私たちの使命である「皆さんが健康で、自分らしく生き抜く」ことのお手伝いを一層進めてまいりたいと決意を新たにいたしました。